ティンパニヘッド交換、調整

 先日の出張時のTimpaniメンテナンスです。

まず1日目は福井の学校さんでヘッドの交換です。
Yamahaの500シリーズ4台です。


まずはヘッド、ケトルをはずし、各部の清掃です。


ホコリが付いていたり、古いグリスが残っていたりすると、
動きが悪くなったり、本当はノイズが出ているのに
ホコリでノイズがたまたま止まっていることがあるなど、いろいろ問題があります。



清掃、グリスアップが終わったらケトルをフレームに戻してヘッドを張ります。

ペダルのバランス等の調整が終わったら、
今回は新品のヘッドなので少し高めにチューニングして終了します。

ヘッドが伸びてくるので、ペダルのバランスが崩れたり、チューニングも狂ってくるので、
後日(夏前になってしまうと思いますが・・・)再度調整に伺いたいと思います。

 

翌日は新潟の学校さんで、ヘッドは交換せずに調整のみでした。
Yamahaの7000シリーズ4台です。


いつものようにヘッド、ケトルを外して各部の清掃、グリスアップします。

ヘッドを張り直して、調整、チューニングしますと、
ペダルの動きも良くなり、音程も安定しました。

最後にチェックをしてみると、
ゲージの針の一部分のフェルトが剥がれていて、ある音域でノイズが出ていたので、
ゲージをバラしてフェルトを交換して作業は終了です。

はじめてお伺いしたので、カウンターフープの内側に中心出しのフェルトを貼るなど
いろいろな作業があり、調整のみとはいえ、結局作業時間は約4時間くらいでした。


 

at 23:06, bluemallet, 修理・メンテナンス

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ティンパニ調整

今日は栃木県に行ってきました。
いつもお世話なっているマリンバ教室の先生のお宅へご挨拶で伺った後、
こちらもまたお世話になっている高校さんにティンパニの調整で伺いました。

まず見させていただくと、ヘッドが伸びて音程が下がり、ペダルのバランスが悪くなっていました。
ペダルを動かすと少しですがギギッという音がしましたので、ヘッドを外してエッジ、ヘッドとカウンターフープの当たる部分に処置をしました。

各部の清掃、グリスアップをしてヘッドを張り直し、ペダルのバランスを調整しながらしっかりとチューニングしたところ、ノイズがなくなり、音程も良くなりました。
今回調整させていただいたティンパニはヤマハの500シリーズですが、ペダルのバランスを取るのが比較的難しい楽器です。
この楽器をお使いでお困りな方がいらっしゃたら、お気軽にお問い合わせください。
http://www.bluemallet.com/

at 23:15, bluemallet, 修理・メンテナンス

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Xylophone パイプ修理

KMKのXylophoneのパイプの修理をお預かりしました。
現在のモデルは補強されたのですが、前のモデルはパイプの下には補強がなく
写真のようにパイプが曲がって(寄って)しまうことがあります。


これは上部のリベットがゆるんでしまってなる状況ですので、
ゆるんでしまったリベットを頭を少しヤスリで平に削ってからドリル(ボール盤)を使い取ります。


またリベットで留めても良いのですが、下記のようなゆるみ止めタイプのビスで留め直します。
これはまたゆるんでしまった場合でもドライバー等で締め直せます。


これで完成です。


全部をこのタイプに交換すればベストですが、ご予算の問題もありまして、ゆるみやすい部分のみを 交換しました。
同様に派生音のパイプも交換して修理完了です。

修理のお問い合わせ、ご用命はホームページからお気軽にご連絡ください。
bluemallet(ブルーマレット)

at 23:36, bluemallet, 修理・メンテナンス

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スネアドラム ストレーナー交換

先日、Sonorのスネアドラムのストレーナーの調子が悪いとのことで、埼玉の高校さんから楽器をお預かりしました。


(ヘッドとストレーナーを外したところです。)

以前にもともと付いていたストレーナーが壊れてしまい楽器店に修理に出したそうでしたが、
少し古い楽器の為、今とストレーナーの仕様が変わってしまったので、
現行のストレーナーをシェル(胴)に新しい穴を開け直して取り付けられていました。

ただ、現行のシェルにはない中央の出っ張ったプレスライン上にブッシュ(ゴム)を挟んだだけで固定されていた為、
上下にグラグラと動いてしまい、ストレーナーのON、OFFがやりにくいとのことでした。

ですのでストレーナーの固定の為に金属のスペーサーを作りました。(下の写真の小さい黒いパーツです)



またストレーナーもSonorの純正ではなく、最近評判の良いTrickというメーカーのものに交換をご希望でしたので、
そちらに交換して取り付けました。


(まずラグ、バットなどを外します。)


(シェル、ラグ等を磨いて、組立てていきます。)


(ストレーナーも取り付けました。シェルから浮いて見えますが、スペーサーを挟んでいるのでがっちり固定されています。)

あとはヘッド、スナッピーを付けて馴染ませましたら、翌日(ヘッドを馴染ませるには最低1日置きたいです)に
チューニング、スナッピー等の調整をして、お客様に発送しました。
(完成の写真を取り忘れました・・・)

みなさまでスネアドラムの調子が悪いなどございましたら、お気軽にご相談ください。
お問い合わせは bluemallet(ブルーマレット) までお願いします。

at 01:04, bluemallet, 修理・メンテナンス

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